その他

御挨拶

2020.12.31

「ふなばし市学校給食青果部会」のホームページをご覧いただきありがとうございます。
今年も本日を残して終了になりますね。
今年は未曾有のウィルスとの遭遇もあり大変な年になりましたが、こうして大晦日を迎えることができたのも教育委員会様、市役所職員様、各校栄養士様をはじめ学校関係者様、保護者様のおかげと心より感謝申し上げます。
来年もふなばし市の方に親しまれ、「安心・安全」で新鮮な食材を各校にお届けし続けられる「ふなばし市学校給食青果部会」を目指して部会員一丸となって全力を尽くして参ります。
また、当部会が発信できる情報を来年も随時更新していきますので引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
それでは、よい年をお迎えください。

ふなばし市学校給食青果部会
部会員一同

おやさい&くだもの

船橋にんじん part2

2020.12.18

にんじんとしては日本で初めて特許庁の「地域団体商標」に認定されたブランド野菜の「船橋にんじん」。

その中でも、春夏に出荷されるベータキャロットは以前に紹介しましたが、11月末から12月中旬にも「船橋レッド」と言う品種が出荷されています。(写真右側)
色が濃く、強い赤みが特徴です。
船橋にんじん全般に言えることですが、甘くて味が濃いので、そのまま食べるのはもちろん、ジュースやドレッシングにしても美味しくいただけるそうです !

船橋と言えば小松菜、梨などが有名ですが、これを機に船橋にんじんの魅力も知ってもらえたらと思います。
ただ残念ながら市場での流通が少なく、今のところなかなか手に入らないとのこと。
ベータキャロットのように、食卓で気軽に食べられる日が待ち遠しいですね !

おやさい&くだもの

給食レシピ -小松菜-

2020.12.02

冬が旬の小松菜。
これから路地ものの出荷が増える船橋のご当地野菜。
鉄分やカルシウムを豊富に含むので、ご家庭の食卓でも活躍が期待されますが、苦手なお子さんも多いのではないでしょうか?
これはもったいない ! と、今回は栄養士の先生に「子どもたちに人気の小松菜料理を教えてください ! 」とお願いしてみました。
たくさん送っていただいたレシピの中から、部会員でも作れそうな小松菜料理を作ってみましたので、ご紹介いたします。

-用意するもの-
・小松菜
・もやし(ブラックマッペもやし)
・こいくち醤油
・焼きのり(きざみのり)

-recipe-
1. 小松菜(2センチカット)ともやしをそれぞれ茹で、冷ましておきます。
2. 食べる直前に水気を切り、海苔と醤油で和えます。…海苔と醤油の香ばしい香りが~~ !
3. いただきます ! ! (あっという間です ! )

我が家では、ちぎった追い海苔と白ゴマを少々振りかけて、食卓に出しました。
すると早速小松菜の苦手な娘(6歳)が香りにつられて、「美味しそう~~! もう食べて良い ? ?」と一言。
大成功~~ ! とニンマリする部会員でした。

次はもう少し難易度の高い(部会員にとって…)「給食レシピ」にも挑戦して、また皆さまにご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに~ !

おやさい&くだもの

2020.11.12

柿といえば、調理のしやすさや食べやすさで種無しの品種をお届けすることが多いのですが、本来種のあるくだもの。ある部会員が、あえて種のある品種を使ってみては ? と栄養士の先生に持ちかけてみました。

意外なことに、丸ごと1個に大人が1日で摂取すべきビタミンC約100mgが含まれているという柿。
抵抗力を高めてくれるβカロテンやボリフェノールの一種のタンニン、その他カリウムや食物繊維も含んでいたりと栄養価の高い、給食にはもってこいの食材です。
部会員は今回、栄養士の先生とも相談して(少ないけれども)種のある愛知県産の『次郎柿』を届けてみることにしました。
次郎柿は写真の通り、四角くゴツゴツしていて食感はシッカリ堅め。そして甘みの強い品種です。

次郎柿をお届けした日の午後、ドキドキして待っている部会員の元に先生から、子どもたち、種ありでもちゃんと食べてくれましたよ~ ! という嬉しい連絡が、給食と一緒に配布されたひとくちメモとともに入りました。(写真2枚目)

柿には、次郎柿ととともに代表格とも言われる『富有柿』(写真3枚目)という品種があります。富有柿は次郎柿と比べるとふっくら丸みを帯びた形をしており、柔らかな食感とジューシーな甘さが特徴です。
食育を兼ねてご家庭でも、見て、食べて、どちらの柿か当ててみたりするのも面白いかもしれませんね !

部会活動

ロゴ入りマスク

2020.11.02

こんにちは。
朝晩は一段と冷え込むようになってきましたね。
早朝に出勤する部会員にとって、みなさんより一足早く布団から出るのがツラ~イ季節の到来です。

今日はコロナで欠かすことのできなくなった、マスクの話題。
10月の終わりに青果部会のロゴ入りマスクが完成しました !
深いオリーブグリーンに、白いロゴがスッキリ映えたデザインです。この緑色、お野菜でいうとカボチャの皮の色というところでしょうか。
部会員は学校への配送時にこのマスクを着用し、今朝も早朝から給食室へと車を走らせています。

季節の変わり目は日中との寒暖差に体調を崩しがち。
マスクの着用も大切ですが、ぜひ『旬』のお野菜や果物をとって、風邪にもコロナにも負けない身体作りを心掛けましょう !

おやさい&くだもの

りんご3兄弟

2020.10.14

今日は長野県生まれのオリジナルりんご『信濃りんご3兄弟』についてご紹介いたします !

りんご3兄弟といえば、9月下旬から『秋映(あきばえ)』『シナノスイート』『シナノゴールド』の順番で11月中旬頃まで最盛期を迎える長野県のオリジナル品種です。
3種類の出荷が重なるのは10月の下旬頃。それぞれに特徴があるので、3種類のリンゴを食べ比べてみても面白いかもしれませんね(^^)/

【秋映(あきばえ)】
-9月下旬~10月中旬頃- (写真左)
「千秋」と「つがる」を交配育種したもの。
インパクトの強い濃紅色をしており、甘みと酸味のバランスが良く濃厚な味わいが特徴です。

【シナノスイート】
-10月中旬~10月下旬頃- (写真右)
「ふじ」と「つがる」の交配で、鮮やかな赤色をしています。
酸味が少なく甘みが強い品種で、味は「ふじ」に似ていて、人気の品種になっています。

【シナノゴールド】
-10月中旬頃~11月上旬- (写真中央)
「ゴールデンデリシャス」と「千秋」の交配種。色は、薄い黄色をしています。
固めのパリッとした食感が特徴的で、人気があります。

ちなみに、リンゴの皮の部分には身の部分の4倍以上のポリフェノールが含まれているそうです !
国内産のリンゴは使用する農薬の基準値がとても厳しいので、人体に影響を与える事はほとんどなく、皮ごと食べてもメリットの方が大きいです !(^^)!
鮮やかな色合いで皮にも特徴がある『信濃りんご3兄弟』。
子どもたちには、ぜひ皮がついたままで食べてもらいたいですね !

おやさい&くだもの

みかん ! 極早生 ? 早生 ?

2020.10.02

みかんといえば、一般的には冬の果物として連想される方も多いと思います。コタツとみかんという組み合わせに馴染みが深いせいか、そんなイメージは日本人なら誰でも持っていますよね ! (^^)!
今日はそんな「みかん」についてお話しさせていただきます !

みかんは、大きくわけると4種類程度に分類されます。

【極早生(ごくわせ)みかん】-9月~10月頃-
みかんシーズン1番手として登場するのが極早生みかん ! (写真1、2枚目)
写真のように、緑と黄色のコントラストが何とも美しいみかんです。
別名で「青きりみかん」や「青蜜柑」などと呼ばれ、冬場のみかんにはない爽やかな酸味と香り・ジューシーさが特徴の、じょうのう膜(房の袋)の薄い初秋のみかんです。
今年の船橋市場では、9月中旬から入荷し始めました。

【早生(わせ)みかん】-10月下旬~12月頃-
果皮はほぼオレンジ色です。
甘みと酸味のバランスがよく、一般的に一番好まれる品種です。こちらのみかん、じょうのう膜が薄くて食べやすいのも好まれるポイントかもしれません。

【中生(なかて)みかん】-11月下旬~12月下旬頃-
酸味が少なく甘みが強いという特徴があります。じょうのう膜は厚く、扁球形をしていて果皮は濃いオレンジ色になります。
日持ちも良いのでお正月にコタツで召し上がっていただくのには最高ですね!

【晩生(おくて)みかん】-12月下旬~3月頃-
シーズン最後のみかんです。だいたい1ヶ月程度の貯蔵を経て、甘みを強めてから出荷されます。ヘタが黒めなのはこの為です。
じょうのう膜は厚めですが、コクがあって程よい酸味も楽しめます。

上記のいずれも温州みかんです !
これからの時期に、品種の切り替わりと共に長い期間を楽しめるみかんですので、皆さんには味の違い等を楽しんでいただけたらと思います。

おやさい&くだもの

船橋と小松菜

2020.09.18

今日は「小松菜」についてお話します。

船橋で小松菜の生産が始まったとされるのは、明治時代ころ。
当時、小松菜発祥の地である東京都の小松川と西船橋の間では「縁組み」による婚姻が多く、その際に種が伝わったとされています。

それではなぜ、小松菜の生産が盛んになったのか?
都市化が進み、農地の少なくなった船橋・西船橋エリアでも、生産効率が良いことが大きな理由だったようです。
小松菜は、収穫までの日数が夏まきで30日、春・秋まきで50日前後、晩秋まきで60日~100日とされ、1年に7、8回収穫が可能なのだそう。
都市部の農地にぴったりの野菜と言えますね !

そんな船橋の小松菜ですが、これからむかえる11月~3月の寒い時期が旬とされおり、船橋市場でも徐々に入荷量が増えていきます。
小松菜の入った箱が並ぶ写真は、本日の船橋市場の移動競売場の様子です。(写真1枚目)
旬をむかえると、この競売場からはみ出るくらい小松菜が並びます !

品種にもよりますが、一般的に小松菜の鮮度は、葉が青々とした緑の濃いものが良いとされています。逆に葉が黄色いものや、茎が付け根から簡単に取れてバラバラになってしまうものは、鮮度が落ちています。
また、病気にかかると葉に黄色い斑点などが出るものもあります。

ちなみに、小松菜や白菜によく見られる「茎の黒い斑点」の正体は、ポリフェノール。(写真2枚目)ですので、食べても身体に害はなく、味も変わりはありません。

これからの季節どんどん美味しくなる小松菜ですが、霜が降りると甘みは一層増します ! 地消地産で、船橋の小松菜をたくさん食べましょう〜 !