おやさい&くだもの
船橋と小松菜
2020.09.18
今日は「小松菜」についてお話します。
船橋で小松菜の生産が始まったとされるのは、明治時代ころ。
当時、小松菜発祥の地である東京都の小松川と西船橋の間では「縁組み」による婚姻が多く、その際に種が伝わったとされています。
それではなぜ、小松菜の生産が盛んになったのか?
都市化が進み、農地の少なくなった船橋・西船橋エリアでも、生産効率が良いことが大きな理由だったようです。
小松菜は、収穫までの日数が夏まきで30日、春・秋まきで50日前後、晩秋まきで60日~100日とされ、1年に7、8回収穫が可能なのだそう。
都市部の農地にぴったりの野菜と言えますね !
そんな船橋の小松菜ですが、これからむかえる11月~3月の寒い時期が旬とされおり、船橋市場でも徐々に入荷量が増えていきます。
小松菜の入った箱が並ぶ写真は、本日の船橋市場の移動競売場の様子です。(写真1枚目)
旬をむかえると、この競売場からはみ出るくらい小松菜が並びます !
品種にもよりますが、一般的に小松菜の鮮度は、葉が青々とした緑の濃いものが良いとされています。逆に葉が黄色いものや、茎が付け根から簡単に取れてバラバラになってしまうものは、鮮度が落ちています。
また、病気にかかると葉に黄色い斑点などが出るものもあります。
ちなみに、小松菜や白菜によく見られる「茎の黒い斑点」の正体は、ポリフェノール。(写真2枚目)ですので、食べても身体に害はなく、味も変わりはありません。
これからの季節どんどん美味しくなる小松菜ですが、霜が降りると甘みは一層増します ! 地消地産で、船橋の小松菜をたくさん食べましょう〜 !