おやさい&くだもの
柿
2020.11.12
柿といえば、調理のしやすさや食べやすさで種無しの品種をお届けすることが多いのですが、本来種のあるくだもの。ある部会員が、あえて種のある品種を使ってみては ? と栄養士の先生に持ちかけてみました。
意外なことに、丸ごと1個に大人が1日で摂取すべきビタミンC約100mgが含まれているという柿。
抵抗力を高めてくれるβカロテンやボリフェノールの一種のタンニン、その他カリウムや食物繊維も含んでいたりと栄養価の高い、給食にはもってこいの食材です。
部会員は今回、栄養士の先生とも相談して(少ないけれども)種のある愛知県産の『次郎柿』を届けてみることにしました。
次郎柿は写真の通り、四角くゴツゴツしていて食感はシッカリ堅め。そして甘みの強い品種です。
次郎柿をお届けした日の午後、ドキドキして待っている部会員の元に先生から、子どもたち、種ありでもちゃんと食べてくれましたよ~ ! という嬉しい連絡が、給食と一緒に配布されたひとくちメモとともに入りました。(写真2枚目)
柿には、次郎柿ととともに代表格とも言われる『富有柿』(写真3枚目)という品種があります。富有柿は次郎柿と比べるとふっくら丸みを帯びた形をしており、柔らかな食感とジューシーな甘さが特徴です。
食育を兼ねてご家庭でも、見て、食べて、どちらの柿か当ててみたりするのも面白いかもしれませんね !